7期生
曽和 鮎美さん
勤務先 | 伊丹恒生脳神経外科病院 |
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職種 | 薬剤部 部長・医療安全管理 室長 |
大学院で多職種の力を発揮するための方法・きっかけを学びました
私が医療安全をより深く学びたいと思ったきっかけは、平成27年に施行された医療事故調査制度でした。制度施行後まもなく、医療安全管理者として業務を遂行するなか、医療事故調査に該当する事例と向き合うこととなりました。薬剤師という立場で、医師や看護師に対して聞き取り調査をすすめていくことは非常に困難で、外部の専門委員についても右も左もわからない状況でした。そんな時、滋慶医療科学大学大学院の存在を知り、アドバイスをいただいたことがきっかけで大学院進学を決意しました。
大学院の授業の中で一番印象的だったのは、どの科目もコミュニケーションを大切にしたディスカッション形式を重視している点でした。さまざまな職種の方々と思考のプロセスを確認しながら、自分の考え方と統合して次の課題や目標に活かすことは、これまでに経験したことのない感動と自信に繋がりました。個別指導では、指導教員の丁寧な指導をはじめ、多くの先生方にご指導いただき、在学中に学会発表も経験することができました。医療安全は多職種連携で成り立っていると日々の業務で感じていましたが、大学院で多岐にわたる専門分野の知見を、先生方のみならず学生同士からも学ぶことができ、職場や地域での多職種連携や医療連携にもより力を注ぐようになりました。大学院での学びを糧に、これからも引き続き医療安全管理者として、多職種の力を最大限に発揮できるよう努めたいと思います。